#3 源平の御曹司

しかしあれかね?アバンタイトルの頼朝達の小芝居は毎回やるのかね?ちょっとずつちょっとずつパラパラアニメみたいに毎週進んでいくの?でも今回は初回に戻ってたよ?この際、最終回まであの調子でやっちゃえばー?どこかで本編とシンクロするかもよー?(投槍)
さーて、ついに来ました第3話。いやー!面白かったですよ!義朝や義清の登場で、俄然話が動き出して最初の山場って感じでしたね。
玉木宏が「平清盛」に出演と聞いてから、待ちに待ったり1年2ヶ月。長かったですが、ついに玉木宏源義朝本格的に登場です。
時代劇は玉木氏の真骨頂の一つですからね!発声といい、表情といい、所作といい、見事でしたね〜!走り方なんてなんば走りじゃなかった?腹の底からのはきはきとした豪胆な発声が良かったなぁ。もうずーーっとあの声を聞いていたい。綺麗な姿勢で馬と一体化したそのシルエットの完璧さよ!くるりと馬をターンさせるとこ、かっこよかったなー。
お前誰?と聞かれて、一歩下がってためをつくりながら「八幡太郎義家の曾孫にして、源為義が嫡男、義朝と申す者!!」がかっこよかったです。あの意気揚々な表情に、源氏への誇りが感じられます。
競べ馬の後で泣き喚く清盛をじっと見つめる義朝が出色でしたね。なぐさめもせず、ばかにもせず、ただただ真摯な表情に釘付けになった。あの間で、義朝は意外と良い奴ってのがわかるのが巧いよね。
ついに振り返らなかった義朝。なぜなら笑みを見られたくなかったからとは。なんというツンデレ!清盛がやる気になってくれたのが嬉しかったんだね。絶妙な締めくくり方でした。

今回は渡辺一貴監督でした。やはりというか、龍馬伝っぽいよー。若干、雑な演出の印象は否めず。とがった映像なのに、実はそれほどカメラワークやアングル、照明に工夫がなく感じられるのは気のせいでしょうか。役者をあまり印象的に映せてないのは役者の好演がもったいないと思うの。あと、競べ馬のシーンのような、白っぽすぎる画面作りは眼が痛いのでやめてほちい…(>_<;)