下町ロケット

下町ロケット

下町ロケット

遅くなりましたが、直木賞おめでとうございます!やっとやっと順番回ってきて読めました。うん、こりゃあ面白い!直木賞は3度目の正直だったんですね。『鉄の骨』『空飛ぶタイヤ』も面白かったけど、完成度が一番高かったのはこの『下町ロケット』ってことになるのかな〜。本当は『空飛ぶタイヤ』で受賞してほしかった気もするけど。タイヤは濃密で重量感があったのに対し、ロケットは、爽快感、カタルシスが半端ない。そして明るい。池井戸さんお得意の中小企業モノに、科学に対する夢と挑戦が加わって、めちゃくちゃ盛り上がる。だけど、池井戸作品の初期の頃の底なしの闇を描いた作風は最近あまり見られなくて、ちょっと寂しい今日この頃…