#10

見終わってみて、「新選組!」の最終回にまつわる三谷幸喜氏の言葉を思い出した。「最終回は一年間見続けた視聴者へのプレゼントだ」と。今回はその感覚に近かった気がする。ここまで前向きに全てがうまくいくハッピーエンドってのも近年珍しいかも!?カタルシスは9話でほぼ味わってしまっていたので、9話が実質的な最終回で、10話はボーナストラックみたいな印象。でかく広げすぎた大風呂敷をベテランの技でもってテクニカルに、ちゃっちゃっと畳んでみましたーみたいな。しかも8人が8人とも、あまりに鮮やかに綺麗にまとまってたんで、かえって余韻が感じられないってところかな。
そう、ハッピーエンドでもいいんだけど、余韻をもっと味わいたかったですよ。ラストのキスシーンも、このドラマがコメディーだったことを再認識させられたし。芽衣とのお別れのシーンで、芽衣の頭を抱いて抱き寄せるところは良かったんだけどね〜。包容力にあふれてて素敵でした。しっかし、なんで玉木さんのキスシーンって「突然に」ってのが多いんだろう。あの手のキスってヘタっぴに見えるからやなんだよなぁ。そこが玉木さんらしいっちゃ〜らしくてご愛嬌なんですケド。二度目ににアイアイからキスするってのは良かったね。セリフがなくてもアイアイらしい表現なのが嬉しかった。その前の、アイアイの腕をがしっとつかむうさたんの手が!手の筋が…エロかった!(爆)
今回一番感動したのが、会話の中の「アイアイ」にワンコが返事したとこ。これにはキューンとしちゃったよ。ワンコに名前がなかなかつかなかったのが気になってただけに、やられましたわ。ワンコといえば、ワンコとうさたんのちゅーが可愛かったね〜。ワンコになりたいって思わずつぶやいたもん。あのワンコにはここ数回、とっても癒されました。

芽衣と諭吉の結婚成立に至る経緯は、まさかのハゲタカ展開。しかし納得するには尺が足りなさすぎ。この辺の脚本はテクにおぼれた感がしなくもない。結婚式でこっそりカメラを構えてるカジュアルうさたんはかっこよかったけどさ。
選挙活動をするくだりは、覚悟ができてたからか、思ったより自然に受け入れられたかも。演説でのうさたんの声にしびれました。
とにかく、うさたんとアイアイの関係が、最後までウェットにならずどつき漫才コンビのままでいてくれて、しかもキスまで期待通りにしてくれたというのは満足です。
続く(かなぁ?)