第3話

面白くなってまいりました。原作からも細かい設定でレールをはずれ、今後の展開が微妙にわからなくなってきたのが、かえって興味をそそります。
鹿になっちゃって「ワー!」連発小川センセ(玉木宏)と、二日酔いでぐだぐだな藤原くん(綾瀬はるか)の鏡の前のシーンは最高に可笑しかったなあ。
「私も噴火寸前です。」やきもち丸出しの藤原くんもちょー可愛いし、「ほんとうに申し訳ありませんでした。」な小川センセも可愛い。そんな2人を面白そうに見守る重さんもおばあちゃんもいい味出してる。毎度ながら下宿の食卓シーンは最高ですね。
役割分担して優勝プレート盗みに入るちょっと間抜けな2人には、なんか時効警察を思い出させるものが。ただ、仮にも小川は教師なのに、窃盗させちゃっていいんですかー?ここは原作にもないオリジナルなんですが、こんな風にイタタなエピで引き伸ばさなくても、もっと小ネタを効かせてストーリーに厚みを持たせる術はあるんじゃないかと思うんだけどね。例えばすっかり背景と化しているクラスの女生徒たちを生かすとか、もっと下宿や職員室でのやりとりを充実させるとか。時計合わせて「レディゴー!」でエンディング曲が流れて盗み開始!ってのは確かにワクワクしたけど、その後延々と2人が奮闘しているのは、ほんと体に悪かったよ。捕まった挙句の小川センセのマジ神経衰弱演技が真に迫っていただけに、「ここまでさせなくても・・・」と、こっちまで泣きそうになっちゃったじゃんかー。
しかし、藤原くんにさえ、実はすっかり「かわいそうな人」扱いされてたのは可笑しかった。あれだけ荒唐無稽な話を、大真面目に真剣に語りきった玉木さんは見物でした。
ラストの堀田イト(多部未華子)剣道部に登場!は凛々しかったですね〜。次回からの剣道大会が実に楽しみだ。

鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック

鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック

あーどうしよ。これ、すっごく欲しい。今までドラマのサントラなんて買ったこと無かったのに。あの「氷壁」ですら我慢できたのに、これはものすごく欲しい〜!(ジタバタ)