Lesson5感想(再び)

初感想は辛口になってしまったのですが、お気に入りの回のひとつなので、一番レビューし直したかった回です。玉木千秋にとっては特別の回だもの。ただ、リピートしてても、ついつい玉木千秋の憂い顔に見入ってしまい、感想が二の次になってしまうのは困った。
薄暗い雨の朝、カチカチとキーを叩くのだめで始まるのが今までと雰囲気が変わってていい。作っているのがみそ字じゃないのは残念だけど、同棲してるかのように距離が近くなってきてる二人がなんかいいです。「おいのだめ!そろそろ行くぞ!」なーんて、言われてみたいわ〜。
「この胸止まーれ!」の前、Sオケメンバーから非難されるミルヒーを見て、こっそり心を痛めている千秋といい、寂しげに飛行機を見送る千秋といい、いかに千秋がミルヒーをこっそり尊敬していたかが伺える。俺様なのにひねてない千秋。やっぱりこの千秋というキャラは最強だ。
ラフマに溢れているので、何やら色っぽいムードが全編通して漂っていますね。ラフマの練習風景を、時や場所のバリエーションを変えて沢山入れてくれたのが嬉しい。着ぐるみ作りに没頭するのだめとラフマ練習に没頭する千秋との対比は原作でも特に好きなシーン。本当は演奏終了とハサミをシャキーン!を原作のように合わせてくれたらもっと決まったのだが。
「のだめ・・いたんだ」の嬉しそうな顔は、千秋〜ちと嬉すぎでしょう。でもその後ちゃんとツンデレしてくれたのはGJ。のだめの「ごめんなさい♪」は何度聞いても可笑しいわー。ムカツクわー(笑)千秋に思いきり顔をいじられるのだめが可愛くて可愛くて!あそこまでの変顔、樹里ちゃん偉い!
千秋の俺様度がどんどんサマになっていってます。「悪いな、峰。トリは俺様なんだよ」は原作でも好きな台詞なので、ドキドキしながら見守ったセリフ。バッチリ決まりましたねー。
演奏前に控え室でミルヒーと話す玉木は(チュートリアル徳井っぽくもあるが)、今までの千秋とガラリと雰囲気を変えてきた。デコ出しだ!燕尾だ!あまりの気品と優雅さに、心臓バクバク!ああ、やっぱり千秋が玉木で良かった!正直、原作千秋の方がもっと純情そうだったりするのだが、玉木が演じたことによってぐんと大人びた落ち着きのある千秋になった気がする。ミルヒーの「楽しい音楽の時間です」という言葉がしっかり千秋に受け継がれ、ラストで千秋の口から発せられた時は、じーんときました。
ラフマニノフ演奏。本当に素晴らしいの一言!玉木宏は本当によく頑張った。眉間のしわ。切なげによせた眉。うるんだ瞳。最高潮でスロー映像になる玉木の横顔・・もう国宝級ですね。のだめドラマ中、一番好きなショットです。こんなに美しく、ドラマチックに「ピアニスト玉木」を撮り、編集してくれたスタッフさん達ありがとう!
「いやだなぁ・・・もうすぐ終わりだ・・」今までは玉木の欠点だと思っていた語尾の息漏れが、このシーンではなんとセクシーに、心がこもって聞こえることか。
この回は自分的には千秋のラフマニノフ演奏部分が全てです。はぁ〜ため息。
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