REVOLVER リボルバー青い春

リボルバー 青い春 [DVD]

リボルバー 青い春 [DVD]

2003年7月放送作品。玉木宏森山未來佐藤隆太。今をときめく若手3人のほろ苦い青春ドラマ。
玉木くんが、ワルぶった高校生を演じているのが新鮮です。本当に等身大な感じで、リアル玉木宏の素のままで喋ってる錯覚を起こす。こういうのって実はレアな玉木くんの演技だと思う。計算の上でのことだとしたらスゴイ。
久々に見て一番ビックリしたのが「声」でした。なんだか全然若作りしてないし、いつもの重低音で喋ってるのが可笑しいやら嬉しいやら。マジでこの作品の玉木くんはものすごく良い声。演技も声もテンションがいつものドラマや映画とは全然違う。演技過剰でない、肩の力の抜けた、ごく普通の会話と芝居に萌えました。酒飲んで「きぃ〜〜っ」って唸るところや、ある場面で「ばっかみてぇ」って嘆く声が、高校生役してるとは思えないほど色っぽい。ある意味、確信犯めいた老け高校生なんですが、そこが魅力なのだからたまらない。
とにかくエロいことしか考えないおバカで能天気な役なので、玉木さんに王子様を思い描いている人には刺激(ダメージ?)が強すぎるかもしれないシーンがありますのでご注意くださいねん。ヤンキー学ランがまた可愛いくて。途中から派手なモノトーンのスーツを着ますが、そのセンスの悪さ加減が絶妙です(自分で選んだとゆーのがまたなんともw)。

途中ダレたりする箇所もあるけれど、終電が去った後の新宿駅のシーン以降は見ごたえあり。要所要所で流れるカノンが効果的。カノン大好きだからそれだけで評価が甘くなってしまう。玉木くんて作中音楽に恵まれてますよね〜。ラストの海辺のシーンが大好き。泣きそうになる。どうしようもない彼らだが、彼らは確かにすごい経験をしたんだと思う。男の子のほろにが鬱屈系青春小説が好きな人なら楽しめるんじゃないかな。

  • メイキング映像

これまた玉木くんの魅力満載で楽しい楽しい。ニヤケながら見入ってしまいました。
「軽くショックだよー。地毛なんだから〜」が最高です。玉木くんが佐藤くんのマネをしてからかってました。これは、笑っていいともテレフォンショッキング、2003年3月に、中村俊介玉木宏陣内孝則佐藤隆太という「ロッカーズ」ゴールデンリレーがありましたが、佐藤くんゲストの際に、タモリさんや客にすごい髪型を指摘されて言った佐藤君のコメントでした。(玉木ファンになる直前だったので、リアルタイムでは見ておらず、笑っていいとも総集編を録画。この時の玉木さんはエクステをつけ華やかでカジュアルな印象。)佐藤くんが出演された頃に撮影入ってたんでしょうね。
「妄想が広がって・・」のやらしい表情も可愛い。森山君が、「あとの二人はおっさんなんで〜」と言ってますが、その通りですねw そんな森山くんを玉木くんがまたいたぶってばかりで。「おしゃれイズム」でのドS玉木とはこのことかー!ってくらい森山くんや佐藤くんをからかってました。オサムとの共通点は?との問いに、「聞いてなくても相づち打ってるとことか似ている」って。ビストロでの玉木くんを思い出します。全体通して玉木くんが楽しそうで、それだけでも見る価値あり。

だめだ、玉木くんのことしか書けなかった。でも佐藤隆太さんはセクシーだし、いつもと違う役柄なのが新鮮でした。森山くん、ひよこを手に「かーわいいー♪」と言ってましたが、君のひよこ頭のほうがカワイイよ!WBやのだめの近藤公園さんも出てるし、ロッカーズ大杉漣さんも出演されてます。そういえば、ハゲタカで好演している松田龍平さんの「青い春」は未見。

来週は「雨鱒の川」。