「こころ」総集編
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2004/04/23
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総集編①・・・玉木くんの匠さん登場は2シーンのみ。山古志村の末永花火工場にて。頭に白いタオルを被った法被姿、ほんの少し猫背気味。若干太めな眉と野性的な目に浅黒い肌という精悍な面持ち。でも基本素朴系。第一印象の玉木くんは、「バタ臭い顔した素朴な人だなぁ〜」だった(笑)。もう1シーンは隅田川の花火大会。「行けー!」と威勢良く叫ぶ姿が印象的。仲村トオル演ずる優作さんがいた頃は、出番はほとんどありませんでした。
総集編②・・・優作さん遭難。その後の弔いの花火シーンだけ匠さん登場。雪の上で花火を見つめる背の高い後ろ姿がすばらしく印象的。玉木くんはカーキ系などの防寒着が激しく似合う。この頃から雪の中の撮影には縁があったということか。この辺りからドラマではやっと匠が存在感を持ち始めたのでした。
総集編③・・・①②ではクレジットは数え切れないほど後(20番目くらい)だったのに、③では玉木宏(堀田匠)いきなり4番手!えらいダークホースぶりを発揮。
こころを連れて山古志村行きの辺りからこころと匠、急接近。それとともに匠の性格も変わってきてしまった。脚本は本当にひどかった。せっかく素晴らしい役者さんが脇を固めていたのに、皆、揃いも揃って一貫性のない性格付けで、見ていて気の毒だった。そんな中、匠だけは回りに左右されず、男気あふれるキャラで好感度大だったのだが、最後の砦の匠までもがふらふらし始め、いろいろと変なエピソードに巻き込まれてました。
とはいえ、匠の見所はいっぱい。鯉の池に落ち、白T、トランクス、サンダルというあられもない格好や、山古志の闘牛で勢子姿を披露。グレーのタンクトップから出る鍛えた二の腕がまぶしい!匠は基本ガテン系なので歩き方もヤンキー調なのだが、顔の上品さは隠しようがなかった様子。
終盤ではこころとのハグもあるけど、なぜか、相手を抱き寄せるのじゃなく自分から抱きついていっちゃう匠さん;。「ぼくが地球を救う」でもそうだったナ。おかげで玉木くんは「ラブシーンが下手」疑惑をずっと持つことになってしまったが、「氷壁」でやっと疑惑は晴れた。頂上でのハグは絶品でした〜。
最終回の匠さんには要注目。凛々しい表情、誠実な演技で魅せてくれました。こころからの呼びかけに「なんだ?」の返事のぶっきらぼうなのに優しいことったら!そこからの長い告白シーンを見て、「ああ、この人は、芝居はまだ未熟だけど、決めなきゃならないところではすごい集中力でしっかり決めることができる人なんだな。きっとこの人は伸びるかも」と思ったのを覚えてます。