2007年読了本一言コメント

5月以前
「楽園のつくりかた」笹生 陽子★★★★
「ぼくの・稲荷山戦記」たつみや章★★★★
「リューンノールの庭−未散と魔法の花シリーズ1」松本祐子★★★★
「ブルーローズの謎−未散と魔法の花シリーズ2」松本祐子★★★★
「フェアリースノーの夢−未散と魔法の花シリーズ3」松本祐子★★★★

5月
「銀河のワールドカップ川端裕人★★★★★ 少年サッカーの爽やかで真摯で熱いストーリー
「星と半月の海」川端裕人 ★★★★ 短編集。絶滅動物・希少動物・恐竜などの素敵なお話
「幸福ロケット」山本幸久 ★★★★ 小5女の子の大人が読んでも胸キュンなお話
「蒲公英草紙」 恩田陸 ★★★ 遠野シリーズ。やっぱりこのシリーズいいですねぇ。
ぶぶ漬け伝説の謎」北森鴻 ★★ 裏京都シリーズ。少しパワーダウンかな?
「深淵のガランス」 北森鴻 ★★★ 花師と絵画修復師、2つの顔を持つ男恭壱がかっこいい。
「6(シックス)ステイン」 福井晴敏 ★★★★★ 短編集。もう福井さん大好き!亡国のイージスファン向け。
「真夜中の神話」 真保裕一  ★★★ カリマンタンが舞台というのが面白い。

6月
紙魚家崩壊」 北村薫 ★★ 短編集。北村さんにしてはいまいちだった。
写楽・考−蓮丈那智フィールドファイル(3)」 北森鴻 ★★ 北森さんも最近パワーダウン?
「ボーナス・トラック」 越谷オサム ★★★★★ すっげー面白い。爽やかで楽しいタッチながらじーんときた。
「階段途中のビッグノイズ」越谷オサム ★★★★ ロッカーズ、WB、SGが好きな人は楽しいハズ。
「流星ワゴン」 重松清 ★★★★★ ファンタジーなのに家族描写がとてもリアル。親子について考えさせられる。
「てのひらの中の宇宙」 川端裕人 ★★★★ 家族の観点から身の回りの自然、果ては宇宙にまで想いをはせる。
「栄光なき凱旋(上)」真保裕一 ★★★★★ 第二次世界大戦に参加していく日系二世アメリカ人の若者達。

7月
「栄光なき凱旋(下)」真保裕一 ★★★★★ 壮絶な戦争体験、マイノリティの苦悩。言葉では言い表せないほどの衝撃。いやあ・・泣いた。やっぱ真保さんスゴイ。
「桜川ピクニック」 川端裕人 ★★★★ 子育てパパの日常を描く短編集。父親のもやもや感が興味深い。
チョコレートコスモス恩田陸 ★★★★★ すごい!最近の恩田作品の中ではかなりのヒット。劇の魔力、芝居の奥深さ。すっごく舞台が観に行きたくなった。
「水辺にて」梨木香歩 ★★★ 梨木さんの「言葉」に対する妥協を許さない真摯な探究心には本当に恐れ入ります。ただ、読み手(自分)に受け入れ体制が出来てない時に読むのはもったいなさすぎる。今回は時期がまずかった。後で再読しよう。

8月
坂の上の雲(1)」司馬遼太郎 ★★★★ 積読の山の中から発掘してきてやっと読み始めた。3人の主人公達の人物像が面白いですね。明治時代の話を読むのは私には新鮮なので、勉強になります。
信長の棺加藤寛 ★★★★ いやー歴史小説をここまで面白く読めたのは初めてかも。ミステリ仕立てなのでスラスラ読めました。
「秀吉の枷」(上)加藤廣 ★★★
「秀吉の枷」(下)加藤廣 ★★★ 秀吉目線から見た時代の趨勢が面白い。でも「信長の棺」に比べて読むのに苦労した。
明智左馬助の恋」加藤廣 ★★★★ めっちゃ面白かったよこの三部作。本能寺の変の謎・・本当のところはどうなんでしょうね。


※お願い※
このエントリは今年1年かけて追加していく予定で、ひょっとすると長い記事になるかもしれません。ここの本に関するコメントはここではなく、日々のエントリにコメントいただく時のついでか、その本の記事があればそちらに感想いただけると嬉しいですm(__)m