最終回その2

で、本当に細かいことばかりですが・・w
一番感動したのはなんといっても玉木千秋の指揮シーン。
カルメンの指揮ではリズムの取り方が絶妙にカッコイイ。あの玉木がスイングしてるんだよ!カルメンの曲自体もかっこいいので、できることならもっと長く見たかったなぁ。タクトを振りながら水川キヨラをチラ見する目線がなんとも!信頼と賞賛にあふれた優しい目でしたね。
ちなみにサントリーホールでのカルメン収録はほんのラスト部分だったし、TVでは玉木の指揮はちらっとしか映りませんでした。でも実際早いテンポの指揮ぶりが本当に素敵でした。

で、ベト7。いやほんとうに、背が高いし肩幅でかいし腕が長いし指が長いって、こんなに舞台映えするのね〜。
千秋にしては玉木氏は顔がはっきりしすぎの洋顔だし、情感こめすぎだし・・と、多少の違和感はあるものの、玉木さんならではの千秋像を作り上げていて、指揮シーンに関して言えば原作よりも素敵な千秋だ、と・・こっそり思ってます。他のシーンでは原作の千秋の方が良かったかな?って部分も時々出てくるんですけどねー。

例えば、大川ハグ。こればっかりは・・・原作の衝撃度の方が勝っていたし、抱きしめ方も原作の方が好み。原作がふんわりと上からのハグなのに対して、玉木千秋はまるでタックルするかのような勢いのハグでした。しかも!カメラ的に顔の位置を合わせたかったのかは知りませんが、上野のだめに合わせてひざを折って低い体勢での抱きしめ。なーーんでーーーー!??あんまりかっこよくありませんでしたよー。どうも玉木さんのラブシーンって、これはというものがない。(ただ、君を愛してるを除く)苦手だったりするのかも?
でも「メリークリスマス」の後の更なる抱きしめは良かったし、キュンっとなりましたけどね。
で、玉木さんまたしても涙ぐみ。本当に人間味あふれる千秋だわ。ドラマ的には、これはこれでいいのかもしれません。ほんわかしたツーショットで良かったかもしれませんね〜。
それにしても後ろからのハグって・・ものすごく身長差がないと絵にならないのかもしれません。玉木氏と上野嬢の身長差は13cm。十分な差があってもこれだもの。

で、ベト7に話を戻しますが、ベト7は玉木氏始め、各人の表情がものすごく良かった。俳優さん達それぞれが大変な練習をこなしてきた上に、コンサート撮影の過酷さを皆で力を合わせて乗り越えてきた、そんな一体感と達成感、もうすぐ終わることへの寂寥感が伝わってくるようでした。
でもやっぱり圧巻は玉木氏の表情。怖いくらいの迫力でタクトを振りつづけるかと思えば、明るい転調のところでふいに現れる笑顔(とエクボ)!!・・・もう腰砕けです。瑛太の合図に泣き笑いするところ、なんてキュートなんだ!
ラストの号泣に至っては、もう言葉もありません。汗と涙でびしょびしょなのに、なんて美しいんだ!原作千秋ではなかったかもしれないけれど、ドラマ版千秋のなんて魅力的なこと。大好きな千秋を、ここまで素敵に熱演してくれた玉木宏氏に心から拍手を送りたいです。

ベト7の指揮もものすごく素敵でしたね。個人的にお気に入りなのは第4楽章の撮影に使う部分にに入ってすぐのあたりのスイング感がたまらなくかっこよかったのですがドラマではあまり見れなくて残念。各奏者に向けた左手の動きと目線もものすごく上手かった。本音をいえば、演奏にかぶせた回想シーンはいらないから、玉木千秋の指揮を全部見せてー!と言いたいところですが、やっぱそうはいかないかぁ。

昨日のめざましTVでのだめ大賞をもらった玉木くんでしたが、のだめオケの皆さんからもたくさんの支持があったのが嬉しかった。「さりげない指示が上手かった」とのお褒めの言葉もありましたね。めざましの玉木くんの眠そうな、でもクランクアップして晴れ晴れとした表情がとても可愛かった!

まだ続きそう・・w