原作本読了

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うーーーむ、これは・・・・!
これを映画化するのか。驚きました。
邦画もここまで来たかって感じです。頼もしいです。

さて、感想ですが・・・
すーーーーっごく、良かった!
泣きました。
もともと諜報物、アクション物、登山物が大好物な自分。この作品はドンぴしゃりです。
現実味に欠けるとかは深く考えないで読むのがコツ。もっとも考える間もないほどに、手に汗握るスリルです。

で、早速映画のキャストを当てはめながら読んだのですが、この小説どおりとすると、
西崎勇次=大沢たかお
落合信一郎=玉木宏
伍島亨=吉田栄作
ですね。

さて、ここから少しネタバレがはいるかもしれません。結末にはふれませんが、キャラ設定に言及します。イヤな方はご注意を。



読みながらイメージ通りなのが、伍島=吉田栄作でした。この伍島はかっこいい。優秀な自衛隊将校です。「亡国のイージス」の役柄とかぶります。穏やかな風貌ながらも毅然とした言動、崇高なる意思の持ち主。吉田さんにぴったりです。記事より
『吉田は自衛隊の空挺(くうてい)、山岳両レンジャー混成部隊長で、実際に千葉の陸自習志野駐屯地などで修業を積んだ。「国を守る使命を抱えた男。ご覧になった方が感動できるよう、しっかりと役作りをしたい」と意欲を見せた。』


西崎=大沢たかお。これはどうなんでしょう。大沢たかおさんの演技をあまり知りません。先に書いた通り、子ぎつねヘレンの獣医役しか頭に浮かばない・・。
製作発表記事では『「役どころは、墜落の模様を目撃、撮影したため攻防に巻き込まれていく報道カメラマン。「(映像化の)難易度が高いと思った。でも苦しい、嫌だなと思ったものほど選択しちゃう。決して超人ではないところにひかれた」と話す。』
とありますが、彼のアクションを見たことがないのでなんとも言えませんが、俳優として実績のある大沢さんならきっとやってくれるんだろうなぁ。原作とは別居中の妻との関わりも重要なテーマのひとつですが、この家族のキャストはどうなるんでしょうね。慶子役は誰なんでしょうか。


さて、落合=玉木宏。これは想像するのが難しいです。原作では西崎の友人で同年齢。大柄で無愛想なようですが、3人の中では一番大雑把なタイプのようです。映画では同級生ではなく、西崎の後輩の新聞記者になるようです。後輩か・・。落合と西崎のタメならではの歯に衣着せぬやりとりは面白かったのに、そこのところどうするんでしょう。落合って結構態度でかいですよ・・?w
しかしながら、落合役もまたアクションシーンはたくさん出てきそうです。また、負傷し、ずっとゼイゼイと苦しそうにしてる。苦しさに顔をゆがめる玉木くん・・・妄想中。


もっとも、玉木氏は年齢的にも性格的にも、青木役の方が合ってる気がしちゃった。映画では誰がやるのかな・・?結構お気に入りの人物なので興味です。


雪山シーンの過酷さは多分「氷壁」以上ですね。多分最初から最後までずーーーっと雪の中ではあるまいか。記事より
『製作費10億円を投じ、撮影には防衛庁陸上自衛隊航空自衛隊が全面協力。実物大のステルスを中心としたロケセットを建設する新潟県津南町は標高740メートルだが、ロケ地点は同2612メートル(宝剣岳)、同2220メートル(八ケ岳)など“日本の屋根”がめじろ押しだ。』
すんごく大変そうだ。玉木さんのお肌を今から心配している私・・。あ、津南は今年行きました。とっても良いところです。


とにかく、想像以上に骨太でハードです。スケールのデカさは福井作品ほどではないものの、かなりハードです。ガチガチに硬派です。んでもって浪花節です。上手く作ってくれれば、かなり感動できる作品になりそう。

石黒賢さんは何役?藤竜也氏はきっとあの役だろうな・・。