#48 流山

あっという間にここまで来ちゃった。
今日は8時から見れたものだから、本放送とBSと2回見て、余韻を噛みしめています。
いろいろと、「こういう展開にしたのか!?」といった驚きはあれど、この作品は三谷さんのものですから、すでに何が起きてもオールOKな気分。
特に、加納鷲雄との面通しの流れには驚きました。まさか、近藤勇が自ら喋っちゃうとは!でも、このドラマの流れの中ではすごく自然なの。今までの加納さんの人柄にも、近藤さんの人柄にもマッチしている。この、納得させちゃう「脚本の力」というものを、今回一番感じました。これってすごいことだよなぁ。
私は加納さんがお気に入りだったので、この展開はたまらんものがありました。泣けました。加納さんが深々と武士の挨拶をする構図は、ある意味美しすぎて辛かった。近藤の、全てを受け入れた顔は、後光が差しちゃってました。なんともはや、ついにここまで来ちゃったか。


そして古田新太がすっごい良かったわ〜。今までコミカルな役しか見たことなかったから、これほど重みのある、格好良い演技をされる方だとは思いませんでした。NHK公式HPの三谷さんのコメントを読んで納得、です。有馬藤太@古田新太が、武士道精神で、話のわかるいい人だったというのが、今回は救いであり、ストーリー的にも効果的でした。


さて、今週の斉藤一オダギリジョー
なんか今日はお腹いっぱい斉藤さんを見ちゃった気分。
「ウタノマエ」からこんなにも登場!
「どうして皆いちいち俺を見る?」がすごく可愛い〜!!!「やめて下さい」もどうにもこうにも悶えちゃうようなセリフでしたが(笑)、尾方さんの胸倉鷲づかみの、「あの日のことは言うなー!!!」にはビックリしたー。とばっちり食った尾方さんお気の毒〜
照れ屋さんのくせに、融通のきかない斉藤さん、キレルと怖い斎藤さん。
後半の沖田への訪問時では、「いつ頃死ぬんだ?」と、ぶっきらぼうでストレートな斉藤さん。
「お前と戦っていたかもしれない。そしたら俺は負けてた」でもでもやっぱり優しい斉藤さん。
そして優しく微笑んだ後から、去っていくまでの一連の表情は、コマ送りして見てしまいたいほどに(してないけど)、美しく、かつ、斎藤さんにしては表情豊かなのです!特に、一瞬上を見上げた時があって、その角度がベストショット。(ほんの一瞬なんだが見逃さなかった!)
今までの斎藤さんの集大成を見れた気分です。