#45 源さん、死す

あ”〜もう、ショックが強すぎてどうしようもない。
せっかくの鳥羽伏見の戦いが、源さんの熱演が、マトリックス演出のせいで台無し!!
どうしてこうも、大事な場面でばっかりハズすのか、演出清水氏、この人どうにかしてくれー。
源さんの幽霊化は、確かに最初はあちゃーっと思ったけど、まぁ、こうでもしなければ、近藤と源さんの絆が描けなかったからね、百歩譲って仕方ないとする。
しかし、マトリクス演出だけは許せない〜。確か先日、何かの映画の感想でも同じようなこと書いた気がするが、マトリックス以来、何か勘違いしている演出が多すぎる。マトリクッスに罪はないのに・・・。
後で二回目見て、気を沈ませなくちゃ。
香取慎吾筒井道隆がめちゃくちゃ良かった。二人とも、顔が引き締まっていて、たいそう男前でした。
近藤の、源さんの死を認識した瞬間が絶妙に上手かった。「ここまでつき合わせてすまなかった」と言う近藤、そして源さんの「楽しゅうございました」には泣けたわ〜。小林隆さんの思いも存分にこもった良い表情でした・・。


今週の斎藤一オダギリジョー・・・。
近藤のこと、本当に好きなんだねぇ。近藤の仇を取りたくて、最後まで粘っていたのは斎藤でした。
いよいよ舞台は戦場。
最初のころは原田達も、初めての大戦に参加でテンション上がってましたが、斎藤も同様。「つきあうか?」と原田に言われ、ニヤリとする斎藤。
おにぎりなんてどうでもいい、な斎藤。
「静かだな」とつぶやく土方に、「怖いくらいに」と斎藤。(最初これが斎藤の発したセリフとは思えんかった)
戦いの場で、ひらりと防空壁(のようなもの)を飛び越えるシーンの、ポニーテールの揺れ。
どれもこれも印象的。

そして源さんの死に半狂乱の斎藤。
切れた時の表情の凄まじかったこと。
一瞬別人かと思いました。
(あ、甲高い声で「いやー久々に焦った」と、銃弾の通過した羽織の袖を見せたシーンも、思わず別人かと思っちゃいましたが。汗)
目を釣りあがらせ、涙目になって、訳分からぬ雄たけびをあげながら、一人で斬り込むその姿。普段クールで何考えてるか分からない斎藤だからこそ、ああいった感情の爆発ぶりに感動してしまう。殺陣も何もあったもんじゃない、めちゃくちゃな刀の振り回しっぷりがまた、極限状態を表していて悲しくなった。


ああ、しかし、期待はしてなかったけど、NHK,やっぱり大戦描くのめちゃくちゃ下手。先週の演出がとても良かっただけに、残念無念。最終回も清水氏なのかなぁ・・いやだなぁ・・・

今週、つに佐々木只三郎伊原剛志がトメだったのに、来週はその佐々木も最期を迎えるのですね。そして山崎も。毎週毎週辛すぎますが、歯を食いしばって見続けねばって感じですね。