#41 観柳斎、転落

しょっぱなの「トシ!」「かっちゃん!」ガシッ!は、いくらなんでもやりすぎでしょう。思い切りひいてしまったよ。
御陵衛士一派が脱退し、ますます幹部達が少なくなっていってるのが、見てて寂しい。しばらくは斎藤一さんも試衛館ズと一緒にいるとこは見られないものねー(泣)
今回はいよいよ観柳斎の末路。彼にはあまり愛着持てずじまいだったので、あまり乗り気になれないかと思ったけど、それなりに面白かった。最後にはちゃんと改心したんだね。改心はいらないんじゃないかってちょっぴり思ったんですが、そこはやはり三谷ドラマ。みーんな良い人になっちゃうんだな。個人的には、観柳斎はどこまでも観柳斎、ということで、末路も小物っぽく扱って欲しかったかな。彼の顛末だけで一話費やすってのは、ちょっともったいない。あと8話しかないのに!
河合の墓の前での、沖田と観柳斎の会話は良かったですね。観柳斎が、どこまでも観柳斎節をくずさないところも面白かった。沖田もあっけにとられて毒気を抜かれてました。
西郷どん、今回もかっこよかったなぁ。今一番の見せ場なのかな?彼の懐の奥深さ、器の大きさ、しびれますね。
出た!お考!なるほどー、近藤さんを喜ばせようと、皆で探していたというわけね。いい考えがあると言う永倉さんの演出は、たいして奇をてらった訳ではなかったにしても、思わず鳥肌立っちゃいました。はは、充分乗せられてますね、私も。
だんだん株があがってきた、島田魁@照英。今回のセリフは良かったですね。いつでも文句ひとつ言わず、黙々と汚れ仕事をこなしてきた、島田の本心が聞けたってのが感慨深い。こういう人だからこそ、土方さんも信頼を寄せているんだね。
その照英だが、このドラマ見てると、坂本竜馬江口洋介とかぶって見える時がある。照英も、上手く役者としてキャリア重ねれば、そのうち坂本竜馬を演じてもいいかもしれない、なんて、ふと思った。
その坂本竜馬だが、来週は遂に・・・。見るのが切ない。

さて、今週の斎藤@オダギリジョー。ついに御陵衛士です。といっても、彼のスタンスの何が変わるということもなく、斎藤さんは斎藤さん。相変わらず木彫り彫ってるのだが、あの手の美しいことったら。不審そうに観柳斎を見るその悩ましげな表情(違うって)をよく見るために、思わずこっちも顔を斜めにしちゃうし(笑)
今日も見れましたね、暗闇から一さん!そのドッキリする相手がなんと、今回は坂本さんとは!このツーショット、ありえないと思っていたので非常に嬉しい。追われる身故、神経が過敏になってるはずの坂本さんの耳にも、斎藤さんの足音は聞こえなかったのか。何故そこまで足を忍ばせる必要があるんだ!
「伊東先生がお待ちです」
すっごい新鮮なフレーズ!障子を、かすかに二段階に分けてスーっと開ける仕草がこれまた美しかった。
平助の身を案じて、平助をじっと見る斎藤さん。この展開では平助を守れない、という不安感だったのでしょうか。
それにしても、いつのまにか御陵衛士に入っちゃってる斎藤さん。入る時点での伊東と斎藤のやり取りがぜひ見たかったんだが、残念。