大河ドラマストーリーブック

(台詞は書いてませんが、念のためネタバレ注意)

首を長〜くして待ちに待った大河ドラマストーリーブック、ついに発売!
結局、選びきれなくて、3冊とも買ってしまいました。NHK大河ドラマストーリーは、当然ながらやはり一番多い情報量と、製作意図が一番正確に出てるってことでもちろん買い。問題は残る「完全読本」(産経新聞社)と「完全ガイドブック」(東京ニュース通信社)ですが、どちらもNHK版には無い、生っぽいインタビューとか台本の起こしとか入ってるのよねー。印象としては3冊でひとつって感じです。悔しいけど。義朝のプロポーズのシーンの台詞起こしは、「ガイドブック」と「読本」合わせて読むと完璧に近いです。


「ドラマストーリー」は、さすが、ちゃんと2番手として大きく扱っています。玉木氏のインタビューは良かったですね〜。男っぽく骨太な物語なので、女性との関係は甘すぎずスパイス的に効いてくるといいなと思うと、はっきり玉木の言葉で言ってくれるのが嬉しかった〜。また、義朝の自力救済の部分を玉木氏自身、しっかり意識しているようなのも感激。そして自分の座右の銘「現状維持は退歩なり」が、義朝の生き方に重なる、とも。玉木氏が読んだという「源平盛衰記」読みたいな。松山・中井・小日向さんとの対談は面白かったですね。他の3人がよくしゃべるからか、玉木くん口数少ない(笑)
「完全ガイドブック」は一番ミーハーっぽい編集ですかね。玉木氏も扮装姿ではなくグラビアです。これがまたカッコイイ。インタビューは3冊の中では一番短い。が、「「平清盛」には男のロマンを感じますね」と言ってるのはここだけ。また、人物相関図などを見ても判るとおり、義朝の扱いは大きくはないです。5月にPart2が出るようなので、そっちでもっとクローズアップされるのかも。
「完全読本」はインタビューも長めだし、公式サイトに出ていた棟梁座りの義朝の写真がデカデカと載っていたので買い。7歳の義朝(いや、武者丸か)もしっかり載ってる(笑)「ガイドブック」と「読本」どっちか1冊って言われたら、「読本」かなー?


さて、問題のストーリー(というか台本)ですが、先のノベライズよりも、もっとしっかり時代性の高い台詞になってるようで、安心しました。てか、義朝の台詞、かっこいいの多いよ!たまらんよ〜!由良へのプロポーズのシーンも、身も蓋もないとはいえ、想像してたよりももっとまともに当時の世界観に即したやりとりだったのが良かった。ってか、マジ萌えました〜(*´∇`*) なんか、すでにすっかり棟梁としての自覚を持ってるし、現代とは違う“男は男、女は女”って感覚の物言いにしびれます。これでこそ時代劇だわよ〜!この際だから思い切り上から目線で言ってくれ!
常盤とのシーンももう出てくるんですね。なるほどそうきたか的な展開で面白いです。こりゃー楽しみだ!萌えさせてくださいませ〜

いやほんと、脚本がよく出来てそうで安心した。インタビューを読んでも、今回の脚本家さんは実にまともで、勉強熱心で、真摯で、そして謙虚な方なのだと判るが、当の脚本にしっかり反映されていますね。

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

平 清盛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ「平清盛」完全読本 (NIKKO MOOK)

NHK大河ドラマ「平清盛」完全読本 (NIKKO MOOK)

NHK大河ドラマ「平清盛」完全ガイドブック (TOKYO NEWS MOOK 267号)

NHK大河ドラマ「平清盛」完全ガイドブック (TOKYO NEWS MOOK 267号)