1〜7話

心待ちにしておりました時代劇チャンネルでの『功名が辻』再放送!
今年の大河がひどいなんてもんじゃないから、ことの他面白く感じる。今年に比べたら、内容量や話の密度なんて5倍以上濃いのではないかしら。エピソードも本当によくできてる。放送当時はホームドラマだの、女がでしゃばりすぎだのけっこう言われてたものでしたが、今となってはなんて贅沢な文句だったのだろう。もう5年前の作品なんですねー。懐かしいな。
舘ひろし織田信長も最初はあまりにお年な風貌に目まいがしたものの、2話から早くも慣れてしまい、「なでぎりじゃあ〜」にうっとりしたものです(笑)5話だっけ?「ぎふっ!」も面白かったなぁ。この御屋形様は回を重ねるごとにどんどん切れ味鋭く味が出てきて、ある意味とっても愛される御舘様になっていきましたよね。柄本明の秀吉も本当に芸達者で憎めなくて、でも後半の醜老ぶりはあっぱれでした。大地真央お市様の高貴さ美しさはまぶしいばかり。お市様に付き従うぽよな侍女も毎回楽しみでした(笑)ほんと、全体的にキャストの年齢が高かったけど、蓋を開けてみればみんなはまってたのよね。信長、市、光秀とか。
あえて不満を言えば、ナレーションのアナウンサーの声が軽かったこととか、田村淳はやっぱ演技がアレだったなぁ〜とかかな。でも田村さんの城好きぶりや、大河に出れてものすごく喜んでいたのを聞くにつけ、まあいいかーって思ったりして。
上川隆也山内一豊がけっこう好きでした。初回あたりは15歳くらいを演じていたんだっけ?若く見えるように、しっかり体重落としてました。そんなご苦労の甲斐あってか、ちゃんと少年ぽく見えてた。さすがです。来年の大河『清盛』ではメインキャストがどれだけ若き頃から演じるのかまだ知らないですが、どんな若武者ぶりを見せてくれるかに思いをはせてしまいました。
仲間由紀恵は、『テンペスト』よりもこっちの方がやっぱ似合うなぁ。
新右衛門の長女つる役してたのは寺島咲だったのね!『新選組血風録』のお悠は清楚で可愛かったです。新右衛門の次男徳次郎をやってたのはささのさんの息子かぁ。徳次郎は最終回で大人になってまた出てくるんだよね。


そして、康豊さま〜〜〜(はあと)
初登場のいけ好かなさぶり(笑)、そして千代と一豊の婚礼の儀に出席する康豊さまの凛々しい表情に胸熱になったものです。初大河なのに、自然に場に溶け込んでいたのに驚きました。
とにかく『功名が辻』が、康豊が出てなくても充分面白いので、毎日の視聴が楽しみ♪

と、冒頭で今年の大河がひどいと言いましたが、北村有起哉の秀次は素晴らしかったです。報われない脚本ではありましたが、しっかりご自分独自の秀次像を構築されててさすがでした。もう出番が終わってしまったかと思うと寂しい。北村さんは『義経』の五足(ごたり)役で、はじめて認識しましたが、五足、素敵だったのよね〜。