#10

10話本編が始まる前に、1話と2話を流し見してました。今観ると、最初からヤサグレだったはずの真島@玉木宏がずいぶん明るく見える不思議。声も若干高いし、たまに笑うし。あれからずいぶん遠いところに来てしまったんだなぁ。現在の真島はずっしり重く深い。切ないです。
先週は堂島、そして今週は宇喜田の回でしたね。宇喜田さんの大袈裟な台詞回しがだんだんクセになってきただけに、ちょい寂しいものがあります。
さて、我らが門倉!「おせぇんだよ!」「さっさと来いよ!」…かっけー!ほんの少しですが、期待していたモノが見れたのが何よりです。
そしてタイトルコール。まさかの真島&芽衣子。ま、ソロで聞きたかったのは山々なんですが、それでもぞくっときました。
とにかく復調した真島刑事、キャリアらしさを取り戻してますね。帝都新聞での聞き込みの際の隙の無い鋭い眼光は言葉になりません。
それにしても、前半の真島&芽衣子シーンや万里&芽衣子シーンは説明だらけ。台詞だけで伏線回収とかネタばらしとか状況説明とかっていうの一番嫌い。脚本の怠慢だと思う。これがここ数話ずっと続いてるのが辛い。説明を聞いてるだけの真島ってのもさぞやり辛かったんではないだろうか。悲愴な話ばかり聞いてばかりでは悲痛な表情ばかりになるのも無理は無いよね…。
今回の万里はかっこよかったよ。同時に気の毒でもあった。二人の話を聞かされ、監視を頼まれ、それでも腐らずに職務と割り切って働き、しかも不死身の活躍。万里は大人です。
寝たふり真島♪鳥肌立っちゃったよ。結城@MWを思い出しますなぁ。ドア蹴破りシーンも俊敏な動きがこたえられない!あごがたまらん!
そしてメインの宇喜田との迫真の対決シーン。見ごたえありました!「宇喜田!全ての罪を認めろ!」腹の底から張り上げる超重低音の大音声。玉木さんの声演技で一番好きなバージョン。&突き刺すような鋭い眼力。陶酔しました。切れ味鋭く怜悧な真島が戻ってきて本当に嬉しい。
だけどやはりどこか不満が残るのはなぜか。あれだけ丁寧に描かれてきた芽衣子と真島の心情表現がここんとこ置き去りだからかな。芽衣子が復讐完遂のため真島を遠ざけようとし、対する真島は芽衣子を守りたいというすれ違いモードのせいか。いずれにしろ、言葉は要らないから、二人のシーンにもっと情感のあるしっとりとした間(ま)を見たいです。