第2回

いやー、このドラマ最高!物語が動き出して先週よりもさらに面白くなってる!
かなり明るさも出てきて、小川(玉木宏)の挙動不審ぶりや藤原君の天然ぶりがかなり笑えます。謎の振りまき方もなかなか秀逸。謎めいたムードが上手く出ていてわくわくします。映像の強みと演出が上手いのとで、原作よりもずっと面白くなってる。何度見ても新たな発見があって飽きない。もうどっぷり嵌ってます。これ、かなりの傑作ドラマになりそうな予感です。まだ見てない人、1話で脱落しちゃった人、もったいない!これから見ても遅くない!ぜひ、この摩訶不思議なワールドを堪能していただきたい。
1話にしてすでに全てのキャラが立ってたが、今回も一人一人の動きが面白い。同僚の先生方、下宿のばあさん、難波先生、ことごとく普通じゃなくって。ほんと、よくこんな芸達者な役者さんがそろったなあ。これだけでも幸せな気分。
小川先生は、1話では不運な欝男の印象が強かったけど、けしてそんなダメダメばかりでない、ごく普通の男の可笑しみが出てきた。舞妓さんに見とれたり、マドンナにデレたりと、女性に弱いのもナイス。もともと小川先生は、ダメ男ではなく、ただ運の無いだけの男。これから、熱血さを発揮するシーンも出てくるかと思うし、その盛り上がりを効果的にするためにも、玉木宏は現段階では抑制をつけて演技している印象。そういうキャラの心の変化のメリハリのつけ方。玉木さんとても上手いので、これからの展開がとても楽しみ。
藤原くん(綾瀬はるか)は今回は酔いっぷりが最高に上手でした。小川先生を見つめながら、「むはっ」と笑うところ、今回一番笑えた。もうひとつは小川先生の「バカっ↑」(笑)あのバカー↑は一体どうしてあのアクセントなのか・・小川先生って不思議だわー(笑)で、藤原君ですが、綾瀬はるかちゃん、あんなに可愛いのに、宴会ではマドンナに男性教師が群がっちゃって、藤原くんは見向きもされないってのがなんか不条理で可笑しい〜。独りで手酌する姿が可哀相やら可笑しいやら、笑えました。藤原くんが女性で、しかも綾瀬さんで良かったわー。藤原くんの存在にすっかり癒されてます。
マドンナ(柴本幸)は、意外と良かったかも・・。少なくとも由布姫よりはずっと違和感なく受け入れられた。現代劇の方が合ってるのかな。「私、酒飲みなんです」のセリフが似合ってた。古風な神秘性は出ていると思う。
重さん(佐々木蔵之介)は上手い!原作よりももっと癖のある怪しげな重さんになってるのがいいですね。ばあさんとのやりとりも素晴らしい。八橋を4個一気に食べつつ、ちゃんとセリフ言えてるのには恐れ入りました。
リチャード(児玉清)はいつもの児玉さんだなぁ〜。リチャードはこれからが楽しみな人物なので、今はこれでいいんですかね。
堀田イト(多部未華子)は今回は控えめな登場でしたが、来週はいよいよ剣道部入部ですね。個人的には堀田イトのこれからの小川先生とのやりとりが一番の楽しみなので、堀田イトの変化ぶり、活躍ぶりがめっちゃ楽しみだ。
今回は小川が鹿になっちゃって仰天した時点でエンディング突入。前回も凄かったが今回もエンディングの入り方が痺れる!!あのカタルシスは一体何なんだ!ってくらい映像も音楽もかっちょいいっす!