「篤姫」キャスト(2)

第三次キャスト編より。

堺 雅人(さかいまさと)…徳川家定(とくがわいえさだ)(家祥)(いえさち)・・・篤姫の夫。徳川第13代将軍。― 山南さんをまた大河で見れるとは、感無量!でも正直家定には堺さんはもったいない気がします。でも堺さんのことですから、きっと味わい深い家定になるに違いない。病弱設定なので今回は体鍛える必要ないですね〜。

堀北真希(ほりきたまき)※大河ドラマ初出演…和宮(かずのみや)・・・孝明天皇の妹で、14代将軍家茂の嫁。篤姫とは嫁姑の関係。―  原作を読んでみると、このキャスティングはなかなか素晴らしいのではと思った。諸刃の剣のような役柄だけに大変だろうが、頑張れ!

松田翔太(まつだしょうた)※大河ドラマ初出演…徳川家茂(とくがわいえもち)(慶福)(よしとみ)・・・徳川第14代将軍。公武合体政策のため天皇の妹である和宮と結婚。― このキャスティングも納得。将軍顔だし声も低くて落ち着いてるので、似合うと思います。松田くんって時代劇は初めてかな?頑張ってほしいです。

松坂慶子(まつざかけいこ)…幾島(いくしま)・・・篤姫付き老女。篤姫を、江戸の社交界にデビューさせるために「姫」としての教育をたたきこむ。― たおやかな奥方のイメージのある松坂さんが幾島とは驚き!面白い構図になりそうです。

稲森いずみ(いなもりいずみ)…滝山(たきやま)・・・大奥御年寄り。家定、家茂、慶喜の3代にわたり、1000人を越える大奥女中の総取締り役をつとめた。― これも驚き!松坂さんと同様、義経チームからのキャスティングですね。美しくはかない常盤御前のはまり具合が素晴らしかっただけに、今回はどうなんでしょうか。でも楽しみ。

鶴田真由(つるたまゆ)…お志賀(おしが)・・・将軍家定の側室。― 美那子さん!篤姫のライバルだ。

高畑淳子(たかはたあつこ)…本寿院(ほんじゅいん)・・・将軍家定の生母。− 派手で強そうです。

高橋由美子(たかはしゆみこ)…唐橋(からはし)・・・篤姫付き老女。― 終盤はずっと篤姫の側に付き従う重要な役ですね。

東儀秀樹(とうぎひでき)※大河ドラマ初出演…孝明天皇(こうめいてんのう)・・・和宮の兄。― 演技しているところを見たことがないのでなんともいえませんが、典雅な雰囲気は想像できます。

星由里子(ほしゆりこ)…村岡(むらおか)・・・右大臣近衛忠熙に仕える老女。幕末の京都で、西郷隆盛を助けて慶喜擁立のため、政治工作を行う。そのため、「安政の大獄」で捕らえられ、処罰された。― 「竜馬がゆく」でも少し名前が出てきた。

若村麻由美(わかむらまゆみ)…観行院(かんぎょういん)・・・和宮の実母。和宮とともに、江戸城大奥に入る。― いじわるな役どころなんだろうなぁ。

中村メイコ(なかむらめいこ)…庭田嗣子(にわたつぐこ)・・・和宮付きの女官。和宮を補佐しながら、天皇家や朝廷とのパイプ役も果たした。― そうきたかって感じ。

余貴美子(よ きみこ)…英姫(ひさひめ)・・・篤姫の義母。島津斉彬正室。― なるほど。いいんじゃないでしょうか。

佐藤藍子さとうあいこ)…小の島(このしま)・・・薩摩藩江戸屋敷老女。慶喜を次期将軍とするために、西郷隆盛らと共同で政治工作を行った。大奥に入った篤姫と斉彬の連絡役として活躍する。― くのいち風な役でナイスキャスティングだと思います。あと、重野役も気になるのですが、誰だろう?

平 岳大(ひら たけひろ)※大河ドラマ初出演…徳川慶喜(とくがわよしのぶ)・・・徳川第15代将軍。― 原作ではあまり印象が良くない役なんですよね。慶喜といえばエステー化学の消臭殿でしたが、この方も見た感じはとてもはまりそうです。

草刈正雄(くさかりまさお)…阿部正弘(あべまさひろ)・・・老中首座。その容姿から、大奥の女中たちにも非常に人気があったという。― ぴったり。

辰巳琢郎(たつみたくろう)…堀田正睦(ほったまさよし)・・・老中。蘭学を非常に好み、「蘭癖(らんぺき)」と呼ばれた。開国論を主導し、阿部のあとを継いで老中首座となった。―頭の良さそうな役なので似合いそうです。

中村梅雀(なかむらばいじゃく)…井伊直弼(いいなおすけ)・・・大老。― 安政の大獄などでこの原作では一番の悪役っぽい役どころに、梅雀さんとはビックリ。さて、どんな大老を見せてくれますか、楽しみです。

玉木 宏(たまきひろし)…坂本龍馬(さかもとりょうま)・・・薩長同盟を成立させ、明治維新を推し進めた幕末の志士。薩摩藩家老、小松帯刀の協力で亀山社中をたちあげ、海援隊を組織した。後藤象二郎とともに大政奉還を画策したが、志半ばで暗殺されてしまう。― 主観抜きにした印象は、やはり、サプライズキャスティングの部類です。江口洋介さんの竜馬がとても良かっただけに、比較されると辛いかも。従来の龍馬のイメージで考えるとどんぴしゃりとは言いがたいだけに、新しい龍馬像を見せてくれるのを楽しみにしています。

市川実日子(いちかわみかこ)…お龍(おりょう・・・坂本龍馬の妻。京都の薩摩藩邸で西郷隆盛の媒酌で坂本龍馬と結婚した。龍馬とともに薩摩を訪れ、小松帯刀の家に滞在。日本人初の“新婚旅行”とも言われている。― 「食いタン」の人かー。NHKといえば「天花」にも出てたなぁ。(すぐに視聴挫折しましたが)。玉木龍馬との並びがあまりぴんとこないなぁ。「新選組!」では麻生久美子さんでした。可愛かったです。

江守 徹(えもりとおる)…徳川斉昭(とくがわなりあき)・・・水戸徳川家の前藩主で、徳川慶喜の父。― また出るんですね!功名が辻では今川義元でしたね。

北大路欣也(きたおおじきんや)…勝 海舟(かつかいしゅう)・・・幕臣でありながら、徳川幕府の終焉を予見していた。神戸海軍操練所を設立し、坂本龍馬を育てた。― 龍馬の師ですね!正直、重厚なイメージのある北大路さんが勝海舟とは、驚きです。龍馬との年の差も・・(汗)。勝海舟は「新選組!」の野田秀樹さんのべらんめぇ調がはまりにはまっていただけに、ギャップを感じてしまいそうですが、どんな勝海舟になるのかしら。

語り…奈良岡朋子(ならおかともこ)・・・「功名が辻」の時のような軽い語りの人じゃなくて良かった〜。

NHKサイトには載ってないですが、他に注目すべきキャスト。
有村次左衛門・・遠藤雄弥・・・江戸城桜田門外において井伊を襲撃し、首級を挙げるが、井伊の従者に斬られて重症を負い自害。― 大河内くん!けっこう印象的な役ではないでしょうか。楽しみにしてますよー。

ジョン万次郎・・勝地涼・・・漂流していたのをアメリカの船に救われ、アメリカでいろいろ学び、日本に帰ってから日本の夜明けや国際交流に多大な功績を遺した人。― 龍馬もこの人からいろいろ影響を受けたようですし、その辺をぜひねんごろに描いていただきたいわー。



そんなに役者さんについて詳しくもないのに、適当な主観で語ってしまいました。気になったらごめんなさいね。こうしてみると、「義経」に出ていたキャストがものすごく多いです。原作者も同じだしね。チーフプロデューサーの佐野元彦氏は、『女将になります』『女神の恋』『天花』『氷壁』『マチベン』など。脚本の田渕久美子氏は『ニュースの女』『殴る女』『さくら』『女神の恋』『妻の卒業式』などを手がけてるそうです。うーーん、見てない作品ばかりなのでよくわからないー。少なくとも脚本の方はそんなに悪い評判はないみたいですが・・。