梨木香歩

梨木香歩 Wikipedia
言葉の重み、美しさを今一番実感させてくれる作家さんです(私にとって)。淡々とした表現なのに、清廉、硬質、凛とした表現が心にじわーっと染み入ります。「生命」「自然」「自己と他者」「境界」・・テーマは何?と聞かれても、一言では言えないくらい、読み終わった後に与えられるものは大きくて深いのです。児童小説とされる作品でも大人からの人気はものすごく高い。とにかくどの作品もハイレベルですが、自分はこの4冊が一番好き〜。
小説
家守綺譚 (新潮文庫)」 植物や川や生き物(というか精?)の描写が素敵。でもどこかとぼけた味わいが気持ちよい。
村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)」 飄々とした味わいがありながら、泣けた。すっごい好きだー!
エッセイ
春になったら莓を摘みに (新潮文庫)」 エッセイでこれほど感動したのは初めて。他の梨木作品を読んでからの方がより楽しめるかも?
ぐるりのこと」 日本語の美しさを堪能。多少難解なので、読むのに集中力が必要。国境とはなんだろうって考えてしまいます。
一番有名なのはこれですね。小中学生にも大変愛されてるようです。私も友人に紹介されてこの本から入りました。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)