Lesson7感想(再び)

7話というと、真っ先に思い浮かぶのは「ヴォカリーズ」。この曲が流れた時は正直「やられたー」と思った。何度リピしても、このシーンのこの曲で条件反射的に泣けてしまう。えーん、これは反則だよう。でも、好きな曲を玉木宏のシーンで聴けるというのはこの上ない幸せ。
この回は、初感想であらかた言いたいことは言ったので、気がついたことだけにします。しかも、この回のMVPはのだめとハリセンですので、千秋に関して言いたいことはあまりない(ハズ)。ほんとーに上野のだめの魅力満載でした。オランウータンのだめや、主婦のだめ。ハリセンとのだめの漫画チックな追いかけっこ。ハリセンの「丸腰や」「挟まってるよー」「おなら体操」etc。全話中、一番笑った回だったんじゃないかな?ハリセンとのだめのからみは、ことごとく名シーンでした。6・7話と、新しい展開に向けての序章的な位置で、大きいイベント無しなので、ギャグも思い切りできたというのもあるのかも。でも、ギャグはギャグではじけまくり、シリアスはシリアスで徹底してたのも良かった。ギャグが可笑しければ可笑しいほど、シリアスなシーンも映える。
シリアスといえば、レッスン室で千秋がのだめに「お前に先生は向いてない」と言い放つシーン。まず、ぼそっと千秋が「向いてないって」とつぶやくのだが、この言い方が絶妙!言いたくないけど言わざるを得ないという千秋の葛藤が、あのかすれたセクシーな声に現れてる。「俺が親なら、お前にだけは子どもを預けたくない」で、目が潤んでるのが玉木千秋オリジナル。原作千秋との情感の違いが顕著でした。この辺から、千秋のエモーショナルな内面が表現され始めた。ウエットすぎるきらいはあっても、千秋の性格に新たなリアリティが出たのは良かった。
ラス前で、峰が切れるシーンからの一連の流れは、峰と千秋の心情が痛いほど溢れてて、見ててとても辛い。そして演奏されるバラバラなブラ1。2人の心情にこのブラ1がぴったり合ってて、思わず身震いする。冷静に「検討を祈る」と言えた千秋は大人だ。そして「ヴォカリーズ」・・・玉木が去るのに続き、のだめも当たり前のように後を追いかけていくのが救われる。「みんながいなくなることくらいわかってたはずなのに」この千秋の絶望が、次回のあの渾身のブラ1指揮につながるのですね。
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