第3話

途中いろいろと首をかしげる部分があるものの、このドラマってまとめ方とかセリフがすごくいいもんで、結果的には身震いするほど満足しながら見終えるという、なんとも困ったドラマです。いやぁ、不満があるといっても他のドラマに比べたら相当にハイレベルなドラマには変わりありませんが。

不満のは三島パートですかねぇ。やっぱりスクープの裏取りに三島由香では弱すぎる。あんな裏取りじゃ成功するわけないじゃないか。小市慢太郎上司もなぜ由香を一人で行かすんだ。裏を取るならクライマーズ・ハイのようでなくっちゃ。
また芝野のリークもその弁明も、中尾くんじゃないけどカッコ良すぎでしょ。ここまで銀行員としてやってきて、このたった1回の罪悪感に負けるだなんて。限界点を超えちゃったのかな。
「はいつくばって、ののしられても与えられた仕事を一つ一つこなしていってこそ、次の仕事が見えてくる。やめないのも勇気だよ。」という沼田の言葉の方に強さを感じてしまった。今回は沼田さん良かったな。居酒屋でのセリフも良かった。
「どこにこれが俺の仕事だって100%胸張って言える奴がいるんだよ。どんあ業種だって大なり小なりやましいことや自己嫌悪で胸がヒリヒリするようなことがあるさ。それを場末の酒場のビールで流し込んで忘れた振りをするのが働くってことなんじゃなかのか。」この言葉は私の胸にもズキューンときたきた。
一体これからどうすんだ、芝野!

さて、鷲津@大森さんは今回も良かった。良い役者さんだなとは思ってたけど、かっこいいとは今まで思ってなかったのですが(失礼)、ビシッとアンサンブルスーツに眼鏡でクールに決める姿とは裏腹な、バーにて無造作ヘアに眼鏡なしのヘタレと哀愁漂うその姿に、今回初めて色気を感じてしまいました。人間ギャップに弱いものです(誰かさんも言ってましたね。)

誰かさんといえば、治@松田龍平の雨の中の交通整理姿に氷壁の奥寺を彷彿してしまい、ドッキーンと心拍数が上がってしまいました(笑)。治も前回までのような虚無な態度ではなくなり、能動的に動き出してますね。そのいやらしいほどの貪欲感が松田さんのキャラにはまりまくり。