セーラー服と機関銃 最終回を見て

いつも最初の10分くらい見逃していたけど根性で最後まで観た。
観終わった感想。
私って、薬師丸ひろこの「セーラー服と機関銃」が大好きだったんだなぁってこと。いかにあの映画が自分的に大きい映画だったか・・ただそれだけを再認識しただけだった。
このドラマは・・あくまでも映画を思い出すきっかけでしかなかった。このドラマで映画に勝っていたものは・・・佐久間さんの堤真一くらいだろう。(渡瀬恒彦さんだって当時は十分かっこよかったけど)
けっこうお金かけてそうな作りなのに、なんでこんなに適当なドラマになっちゃったんだろう。悲しいよ。
映画で何度も出てきた「カスバの女」が大好きだった。風祭ゆきさんのアンニュイでセクシーな大人の魅力にドキドキしたものだ。薬師丸ひろこと一緒になって、大人の世界を垣間見た気持ちになった。そして少女の背伸びをしてみたくなる心情の鮮やかさ。(赤いハイヒールとか、口紅とか・・)
小さな体をジタバタさせてたシーンばかり思い出すが、薬師丸ひろこは本当に凄い女優だった。機関銃のシーンでの頬に怪我して赤い血が出たのがものすごい印象的だった。

今回、何故「カイカン」が出てこなかったのか、
何故、故佐久間とのキスがでてこなかったのか、
調べる気力もないのでどうでもいいが、そんなセリフが、シチュエーションが似合うような演出では到底なかった。
きっとわざとなんだろうけど。でも、観たかったような、観たくなかったような・・・・複雑な気分。

それにしても、堤真一の歩き方が本当にかっこよかった。声が、台詞回しがとっても渋かった。
このドラマはそれが全てでした。