第2話 生死を賭けた挑戦

まだ序盤にして、ストーリー中最も重要な、K2登攀、北沢の滑落が描かれる今回は、息をのむほどの素晴らしい出来栄えでした。1話を越える神演出です。
リアルタイムで見た時は、「お前が好きだー!!」や、北沢@山本太郎のテンションの上がり下がりぶりに違和感を覚えたものの、落ち着いて見た録画での再視聴では、それらも結構“必然のなりゆき”であったのだな、と納得。それでも「お前が好きだー!!!」では、また噴出しちゃいましたがww本当にお前がすきだー!だったのかな、と検索しまくりましたが、やっぱりその通りみたいですね。

原作で、私が一番印象に残ったシーンのひとつの、岸壁に張り付いたままでのビバークが、そのまま再現されていたのに感動。雪洞を掘ってのビバークもさることながら、トラバースや、氷壁のソロ登攀には驚いた。すごい迫力でした。

ベースキャンプでの「世界の車窓から」こと石丸謙二郎さんの迫真の呼びかけがすごい良かった。クライマーへの理解の深さをしっかり演じ、頼もしかったですね。石丸さん大好き!対比して武田真治演じる智之の素人ぶりと傲慢ぶりもよく表現されてました。

玉木宏はよく頑張った。北沢を助けるために、必死に氷壁を登る姿が見ていて怖かった。ドラマと判っていながら、「落ちないで」と願わずにはいられなかった。登り終え、K2の頂上を目の当たりにして、一瞬「ソロ登頂しろ」との北沢の言葉がよぎるものの、それをかき消すように雪を掘り、ロープを固定する姿に涙。

北沢が滑落した後の、必死の捜索にも涙。雪崩に気づいて振り向く仕草や、ヨレヨレになってベースキャンプに辿りつく姿に萌え〜。髪も顔も雪で真っ白になって、薄目開けたあと気絶する姿に、こっちまで悶絶しそうになりました。
記者会見のシーンも好きだな。K2での叫ぶ声はいまいちなのだが、会見での低音ボイスはすごく良かった。

石坂浩二さんのチクリチクリと美那子へのさぐりも始まりましたねー。結構楽しみな部分。

これからは地上でのシーンが増え、とても心配だけど、なんとかクオリティを維持して感動のラストシーンを見せて欲しいものです。ところでラストはどうなるのかな・・原作と同じ結末なのだろうか。。