#49 愛しき友よ

感無量!
新選組!、一年間ありがとう!とても楽しかった!
すがすがしくも前向きな最終回でした。

近藤勇、無精ひげを生やし、髪がほつれ、やつれた表情の男前なこと!
いざ、処刑場に向かうその姿は今までで一番良かった。そのやつれっぷりとストイックぶりに男の色気を感じてしまった。ちょっとこれは忘れられない格好よさでした。

最終回で一番泣けたのは、為二郎の前での土方の涙でした。後から後からポロポロと、玉のように流れる涙がとても綺麗だった。兄の前だからか、純粋でいたいけな表情に見えて余計に哀しかったな。

驚いたのは沖田総司とお考。「みんなが私に会いにくる。別れを言いに」には胸がしめつけられましたね。死を前にしてかなり鋭くなっているというか・・。お考が死んでしまうのには衝撃でした。でも沖田の久々の殺陣は格好よかった。サービスなのだろうが、最後に見られて良かったわ。その後の血まみれの部屋でのシーンはキツかったが・・。あそこまでする必要あったのだろうか。
同様に、捨助特攻もいらなかったなぁ。その前の、近藤と捨助のシーンは良かったんだけどねぇ。特に近藤の迫力、素晴らしかったですもん。


ハイ、今週の斎藤一オダギリジョー
ああ、このフレーズ打つのも今日で最後かー(涙)
斎藤さんは遂に会津へ。容保様との面会シーンにはドキドキしちゃった。まるで密会のごとく狭い部屋、暗い空間なんだもの。
斎藤さん、どうやらいつもの着物の上に羽織だけ借りていたのかしら?その辺りが緊急っぽくてよかったわ。
近藤の代わりに刀を受け取れと言う容保に「できません」といったんはお断り。だが、これは「虎徹」だと聞かされると、心なしか目の色が変わり、手を差し出すその仕草がなんだか可笑しかった!もちろん、これが本物の虎徹だと知り、近藤の意志を受け継ぐ重要シーンということで、ジーンとしましたけどね。
次いで、関所にて名乗るシーン!
会津藩御預 新選組三番隊組長斎藤一」カ・カ・カッコヨカーッ!!!
これこれ!これを聞きたかったんだ!最後に聞けて感激千万!
華麗な殺陣で一瞬にして4人を斬り、懐紙をばら撒きながら刀を拭う仕草の粋なことったら!しびれた〜。背中に虎徹を大事そうにしょってるあたりが大義を感じさせますね。
こうしてみると、斎藤さんの殺陣って終始派手だったよなぁ。動きが大きいの。永倉さんとかのドッシリ感でもなく、沖田のキビキビ感でもなく、舞うような感じ。オダギリさんが細いから余計そう見えるのかもね。


感想に戻りますが、最後のセリフ、それは「トシ・・」でした。こうきたか!意外にも直球勝負だったのですね。唸りました。最後の近藤の表情はとても良かった。後悔の念も哀愁もなく、全てをやり切った表情。楽しかったなぁと言いたげな。だから、悲しいけど、気分はハッピーエンドです。
その後のカーテンコールのような過去シーン集には泣けた〜。特に最後のアレ。多摩でトシが「考えとく!」と言い、勇が満面の笑顔で手を振るシーン。ヤマコーがあのシーンが全ての始まりだから好きだ、と言ってたシーンですね。まさにあれから始まったんですね。
満足満足。本当に楽しい一年間でした。