第30話 一城の主


もうね、意外なほどに康豊がいっぱい出てきて、あたふたしてしまいました。

千代に「面をあげよ」と言われて、顔をあげた時の力強い視線にズッキュン!
そのあとはもう、ただただメロメロ・・(^^ゞ
ハセキョー玉さまとのシーン。なんて絵になる二人。そこだけ別の物語のよう。
山の中をさまよい歩き、崖から落ちるという「氷壁」さながらのシーンにも無駄にドキドキ。
意識を取り戻した後、初めて玉さまを見て流す一筋の涙。綺麗でした。
でも何で泣く?
多分あれは「もののけ姫」で、アシタカが大怪我を負った時、この世とは思えぬ森深き聖地で、サンに口移しで乾し肉を与えられ助けてもらった、その時に流した涙と同じなんだな。(強引な引用デスネ)

法秀尼さまとの再会もじーんときちゃった。次男坊って長男とはまた違った可愛さがあるんだろうなぁと、法秀尼さまの手放しの喜び方を見てなんとなく思ったり・・。

本当に、康豊様、殆ど初めての時代劇なのでどうなることやらとハラハラしてましたが、なかなか所作も綺麗にできてるし、セリフ回しも悪くない。落ち着いた渋いトーンでほんと、良かったよ。
やっぱり玉木宏の良さはNHKにて一番引き出される。なんでかしら不思議ね。大人っぽくするから?演技を頑張るから?渋さを強調させるから?確かにあのボウボウ状態の康豊は凄い老けてました(^^ゞ でもそこがいい。
とにかく、キャスト発表から1年と1ヶ月。この日をずっと待っていたのでした。待った甲斐がありました。


「あやつは、良き顔立ちゆえ」と一豊兄ちゃんに言われてましたね。一豊様だってかっこいいっすよ、ほんと、かっこいい兄弟ですよ。眼福っすよ。
このセリフで、かつて「なんや知らんいい男」と、伊東四郎に言われていた斉藤一@オダギリさんを思い出してしまいました。斉藤さんもそういえば最初の頃は結構ボロボロなお姿だったんでしたね。懐かしい。


「大きくなったらよねは叔父上の嫁になりとうございます」
嬉しいやら悲しいやら・・・来週は見るのが辛い。